甘酒が疲労回復にいいのは本当なの?【疲れている方へ】 | フードコスメORYZAE

甘酒が疲労回復にいいのは本当なの?【疲れている方へ】

「甘酒が疲労回復にいいって聞いたけど本当?」
「30代女性 最近疲れがたまっているから解消したい…。甘酒って効くの? 」

今回はこんな疑問にお答えしていきます。

どうやら甘酒が疲労回復にいいらしいけど、本当に効くのか不安ですよね。

せっかく続けてみたのに効果が実感できなかったら悲しい気持ちになります。

ということで、甘酒には本当に疲労回復効果があるのかについてわかりやすくお伝えしていきます!

甘酒には本当に疲労回復効果があるの?

結論から言うと、甘酒に疲労回復効果はあります。

甘酒には米と麹(こうじ)から作る「米麹甘酒」と酒粕(さけかす)から作る「酒粕甘酒」があります。

今回はノンアルコールで飲みやすく、砂糖を使用していないお米由来の自然な甘さが特徴である「米麹甘酒」にフォーカスして解説していきます!

ブドウ糖が脳の疲れを癒してくれる

米麹甘酒の主成分は「ブドウ糖」なのですが、これが脳のエネルギー源となり、疲労回復を助けてくれます。

精神的な疲れから来るやる気や集中力の低下、イライラ。

そんな日々の疲れにお悩みの方は、生活の中に「米麹甘酒」を取り入れてみるとよいかもしれません。

米麹甘酒の自然な甘味は、20%以上も含まれるブドウ糖によるもの。

初めにお話しした酒粕甘酒は、あとから砂糖を加えることで甘味を持たせているのに対し、米麹甘酒は麹が発酵する(発酵:微生物が働いて人間にとって有益な物質を作り出してくれること)過程で生まれたブドウ糖による自然な甘味なのです。

ブドウ糖はショ糖(砂糖の主成分)よりも脳のエネルギーになりやすいのが特徴であることから、疲労回復の面で優れているのは米麹甘酒であると言えます。

ビタミンB群が疲労回復を助けてくれる

米麹甘酒にはブドウ糖以外にも様々な栄養素が含まれています。

その中でも「ビタミンB群」は人がエネルギーを燃やしてパワーを発揮するのには欠かせない栄養素です。

(ビタミンB群:ビタミンB1・B2・B6・B12、ナイアシン、パントテン酸、葉酸、ビオチンの8種類)

じつは、体に必要な「糖質」「脂質」「タンパク質」を上手に摂っていたとしても、ビタミンB群が不足していると体内でスムーズに代謝(食べ物を消化・吸収して、体が活動するのに必要なエネルギーに変換すること)ができないのです。

そのため、ビタミンB群はエネルギー代謝の潤滑油のような働きをする「補酵素」とも呼ばれています。

最近疲れがたまっているなと感じる方は、もしかするとビタミンB群の摂取が足りておらず、十分なエネルギーが得られていないのかもしれません。

ここで注意していただきたいのが、ビタミンB群は一度に大量に摂取するのではなく毎日コンスタントに摂取した方がよいという点です。

ビタミンB群は水溶性ビタミン(水に溶けやすいビタミン)であり、体内で血液などの体液に溶け込んで尿中に排出されます。

また、ビタミンB群にはいくつか種類がありますが、それぞれが働きを補うことで体内で作用しているので、どれか1種類を毎日摂ればよいということではなく、バランスよく摂る必要があります。

「麹だけでつくったあまさけ」で有名な株式会社八海山が2016年に発表した研究結果によると、米麹甘酒にはビタミンB群全8種類のうち、ビタミンB12以外の7種類が含まれていることを確認できたようです。参考リンク

このように、米麹甘酒にはエネルギー代謝を助けて疲れにくくしてくれる補助的な働きを持つ様々な種類のビタミンB群が含まれています。

そういった意味で、米麹甘酒は疲労回復や健康維持に一役も二役も買ってくれる天然の総合ビタミンドリンクと言えるのです。

必須アミノ酸の摂取で疲労対策

さらに、米麹甘酒には人間の体内で作り出すことのできない「必須アミノ酸」全9種類が全て含まれています。

(必須アミノ酸:イソロイシン、スレオニン、トリプトファン、バリン、ヒスチジン、フェニルアラニン、メチオニン、リジン、ロイシンの9種類)

私たちの身体のおよそ20%は細胞やホルモンなどを形成するアミノ酸でできているのですが、中でも重要な必須アミノ酸は体内で合成することができないので、食べ物から直接摂取する必要があります。

アミノ酸が不足すると、疲れやすくなったり、肌トラブルに悩まされるようになったり、貧血や冷え性の原因になったりと、様々な健康問題が生じてしまう可能性があります。

このように、アミノ酸は生きていく上では欠かせない物質であり、特に必須アミノ酸は普段の食生活の中で直接摂取しなければならないのですが、

「健康を意識した食生活を送りたいけど、なかなか難しくて続きそうにないしよくわからない…」

というのが本音だと思います。

そんなお悩みを解決してくれるドリンク、それが「甘酒」なのです。

甘酒が「飲む点滴」と呼ばれているのも何となく納得できますよね。

甘酒は1度に100g程度を目安に飲みましょう

 

これまで甘酒に含まれる栄養素や疲労回復効果について解説してきました。

甘酒には豊富なブドウ糖やビタミンB群、必須アミノ酸など疲労回復には効果的な栄養素が含まれていますが、あくまでも補助的なものであり、飲みすぎには注意しなければなりません。

「飲む点滴」と呼ばれるほど豊富な栄養素が含まれているドリンクですが、主成分は糖質です。

飲みすぎてしまうことで肥満を招いてしまったり、生活習慣病の原因になる恐れもあります。

1度に飲む量はコップ1杯(100g程度)、1日200g程度を目安にすることをおすすめします。

おわりに

さて、いかがでしたか?

今回は「甘酒の疲労回復効果」についてお話ししました。

甘酒には様々な栄養素が含まれており、中でも

  1. ブドウ糖
  2. ビタミンB群
  3. 必須アミノ酸

が豊富に含まれていることをお伝えしました。

たまっている疲れを癒したい方や簡単に疲労対策をしたい方はぜひ、普段の生活の中に甘酒を取り入れてみてはいかがでしょうか?

飲みすぎに注意しつつ、まずは毎日コップ1杯から始めてみましょう!

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