甘酒を飲んだら運転できないの?【注意すべき点を簡単解説】 | フードコスメORYZAE

甘酒を飲んだら運転できないの?【注意すべき点を簡単解説】

「甘酒が好きで飲んでいるけど、飲んだ後に運転しても大丈夫?? 」

今回はこんな疑問にお答えしていきます。

甘酒には美容や健康効果が期待でき、最近では若い人でも飲む方が増えてきていますよね。

じつは運転する場合、甘酒を飲む際に注意しなければならないことがあるのです。

それではわかりやすくお伝えしていきます!

甘酒を飲んでも運転できるの?

結論から言うと、米麹甘酒であれば飲んだ後でも飲酒運転の心配をしなくても大丈夫です。

甘酒には米と麹(こうじ)から作る「米麹甘酒」と酒粕(さけかす)から作る「酒粕甘酒」の2種類があります。

それぞれの甘酒によって製法や成分も異なり、運転時にはアルコールを含まない米麹甘酒を飲むことをおすすめします。

それでは詳しくお伝えしていきますね。

飲んでも大丈夫!『米麹甘酒』

原料がお米と麹から作られる米麹甘酒にはアルコールが含まれていません。

なぜ米麹甘酒にアルコールが含まれないのかについて簡単に説明します。

まず炊いたお米に麹を加え、保温することで菌の働きによって発酵(人間にとって有効な微生物が働き、物質を分解させること)が進みます。

その過程でご飯に含まれるデンプンが分解されることでできたものが米麹甘酒で、お米由来の自然な甘さが特徴です。

ここの過程では、アルコールを発生させる働きがありません。

つまり、米麹甘酒にアルコールは含まれないので運転手はもちろん、妊婦さんやお子さん、お酒が苦手な方でも安心して飲むことができるのです。

飲んだら注意!?『酒粕甘酒』

原料が酒粕から作られる酒粕甘酒には微量のアルコールが含まれています。

市販の酒粕甘酒には1%未満のアルコールが含まれており、これの甘さはお米ではなく砂糖によるものです。

分類は酒類ではなく清涼飲料水(乳製品類やアルコール飲料(アルコール分1%以上)以外の飲み物)。

米麹甘酒なのか酒粕甘酒なのかは原材料を見ることで見分けることができ、『酒粕』と書かれていれば酒粕甘酒です。

また、酒粕自体のアルコール分はおよそ8%なので、手作りで作った酒粕甘酒を飲む場合は注意が必要。

なぜなら、呼気(吐いた息)1L中のアルコール濃度が0.15mg以上であると検知されてしまうと取り締まり対象となり、3年以下の懲役または50万円以下の罰金を科せられてしまう恐れがあるからです。

加熱することでアルコール濃度は抑えられますが、アルコール分は残ってしまうので、運転前に飲むのはできる限り控えるのが賢明ですね。

また、市販品でも1%未満とは言えどアルコールは含まれているので、特にお酒に弱い方は運転前に飲むのは控えた方が良いでしょう。

酒粕甘酒のアルコールを飛ばすには?

これまで2種類の甘酒とアルコールについてお話してきました。

ここでは、簡単な酒粕甘酒のアルコールの飛ばし方について説明したいと思います。

しかし、完全にアルコールを飛ばす(アルコール分0%にする)のは難しいことです。

本当にアルコールが嫌な方は、酒粕甘酒ではなく素直にアルコール分0%の米麹甘酒を飲むことをおすすめします。

鍋に入れて5分ほど沸騰させる

鍋に甘酒を入れて5分ほど沸騰させることで、アルコールをある程度飛ばすことができます。

アルコールの沸点(液体が沸騰する温度)はおよそ78.3℃。

つまり、それ以上まで温度を上げることでアルコールを飛ばすことができるのです。

しかしそれでもアルコール分0%にすることは難しいと言えます。

前の項目でもお伝えしましたが、市販の酒粕甘酒に含まれるアルコール分は1%未満。

どうしても気になる方やアルコールを極力抑えた酒粕甘酒を飲みたい方は一番簡単なこの方法を試してみることをおすすめします。

この他、日本酒を使用したアルコールの飛ばし方もあるのですが、日本酒やライター(もしくはマッチ)が必要になってしまうのでここでは省略します。

おわりに

さて、いかがでしたか?

今回は「甘酒を飲んだ後に運転はできるのか」についてお話ししました。

甘酒には2種類あり、お伝えしたことを簡単にまとめると、

  1. 米麹甘酒→ノンアルコールのため飲酒運転の心配はいらない。
  2. 酒粕甘酒→微量のアルコールを含むため運転前は極力控えた方がいいかも。

となります。

運転前に甘酒を飲む場合は、アルコール分0%の米麹甘酒を飲むことをおすすめします。

また、酒粕甘酒のアルコールがどうしても気になる場合は、今回ご紹介した方法でアルコール分を飛ばしてから飲むのが良いです。

飲酒運転に注意して、楽しく甘酒生活を行いましょう!

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