甘酒はなぜ甘いのか?【甘酒の甘さの健康面についても解説】 | フードコスメORYZAE

甘酒はなぜ甘いのか?【甘酒の甘さの健康面についても解説】

「甘酒ってなぜ甘いんだろう?」

と思ったことはありませんか?

甘みといえば砂糖ですが、甘酒には砂糖が入っていないのにどうして甘いのでしょうか。

今回は甘酒の甘みの秘密についてお伝えしていきますので、ぜひ最後まで読んでみてください。

甘酒には「酒粕甘酒」と「米麹甘酒」の2種類がある

甘酒は大きく分けると「酒粕甘酒」と「米麹甘酒」の2種類があります。

酒粕甘酒は昔ながらの神社の甘酒という感じで、アルコールを含み、多くの場合は甘さを増すために砂糖を加えれいることが多いです。

米麹の甘酒は近年の甘酒ブームでお馴染みの麹の甘みだけで作った甘酒です。

両方とも「甘酒」と一括りにされていますが、実は異なるものです。

今回お伝えする「甘酒はなぜ甘いのか?」は米麹甘酒の甘さについてです。

甘酒はなぜ甘いのか?

これからお話しする甘酒は米麹甘酒のことです。

甘酒が甘いのは、発酵過程で甘酒の原料であるお米のデンプンがブドウ糖という糖分に変わったからです。

甘酒はお米が米麹になって、さらに発酵して甘酒になります。

お米が米麹になる過程で、麹菌が100種類以上の酵素を生み出します。

その酵素の中で甘酒を甘くするのがアミラーゼという酵素です。

アミラーゼがデンプンをブドウ糖に変えてくれるので、私たちは甘酒としてお米の甘さを感じることができるのです。

甘酒の甘さは自然の甘みなので健康的なのか?

私たち自身でも甘酒を販売しているのですが、その中で「甘酒の甘さはお米の自然の甘みなので健康的ですよね?」と聞かれることがあります。

結論から言うと、健康的とも言えるけど、そういえない場合もあると言うことです。

甘酒の甘みはエネルギー源になる

甘酒の甘みはブドウ糖の甘みです。

ブドウ糖は脳の唯一の栄養源で、私たちの活動のエネルギー源にもなる大切な栄養です。

また甘酒は主成分がブドウ糖であるだけで、ビタミンやミネラル、体内で合成できない必須アミノ酸も含まれています。

この中の特にビタミンB1はブドウ糖をエネルギーに変えるのを助ける働きもあるので、甘酒は毎日の活力を生み出しているのです。

健康的な甘味でも摂りすぎは不調の原因に

しかし甘酒は体のエネルギー源になる甘みなので、たくさん飲んでも良いかというと注意が必要です。

ブドウ糖を摂取したときに、エネルギー源として使われなかった分は中性脂肪として蓄えられます。

この中性脂肪は太る原因になったり、生活習慣病につながったりします。

つまり甘酒は甘み成分であるブドウ糖の吸収を助ける栄養素も含まれるので糖分の中では健康的といえますが、摂りすぎが不調の原因になるのは砂糖同様、甘酒にもいえます。

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おわりに

いかがだったでしょうか?

今回は「甘酒はなぜ甘いのか」についてお伝えしてきました。

甘酒が甘いのはアミラーゼという酵素によってお米のデンプンがブドウ糖という糖分に変わっているからでした。

甘酒は砂糖などと比較すると健康的な糖分といえますが、摂りすぎは太る原因や不調の原因になるので気をつけましょう。

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